できごと。

【ベネチア】ぱにっくなっとく海外旅行(3

20060827

海外旅行記第参話。壱話目が旅程、弐話目が見所でしたので、今回は旅行中の出来事なぞをピックアップしてみようと思います。さすがに旅行から戻ってきて一週間が過ぎてしまうと「私は感動してた」って事は覚えてるんだけど、じゃぁどんな想いだったのか、というのは今の日常に埋没してはっきりとは思い出せず、ぼやっとしてきてしまいました。楽しかった思い出はずっと残って欲しいんですけどね(^_^;

一応、これは旅行中や旅行から帰ってきてすぐに残した手記を基にしているから、記述に込める気持ちは大丈夫かな~。

格言。行きの飛行機の中で。私、やっぱり不安だったんですね、初めての海外旅行で、ガイドさんのいないプランで、言葉が通じないのはどうすればいいんだろうって。パスポートやお金、他の荷物はどうやって守れば良いんだろう、ホテルやセキュリティボックスの中でもホントに大丈夫なんだろうかって。他にも「チップってどうやるんだろう」とか「水の調達は」とか色々あります。

言葉に関して言うなら、海外の人と一緒に遊ぶ機会のあるファイナルファンタジーXIをやっていても言葉の壁の影響はかなり高くて、ゲーム内のひとつの事柄でさえ意思を伝える受け取るのに苦労するのに、今回はリアルですよ?? しかも場所は自分の思い通りにならない知らない国。判らない事が出てきたら「必ず」こちらの意思を相手に伝えなきゃ自分では何もできません。会話だとゲームみたいにログを読み返す事ができない。いつも辞書をわきにせっせこ調べる方法が使えないのです。「郷に入っては郷に従え」で言う郷はあちら側イタリアになるので、イタリアの人に「日本語や英語で話して」とはもちろん言えず、今回は私が合わせなきゃ。お金やパスポートについては、まぁ身につけておけばいいのだろうけど、小銭やその他の荷物も決して「盗まれても平気」な物ではないから盗られたくない。海外って治安悪いって聞くし、自分の家でも安心はできないらしいし。(・・ここに書いてて、「そんなに不安だったならしっかり予習しとけよ」と自分につっこみ入れたくなった。情けなや、私。)

と、私も相当緊張してたんでしょうねぇ。見かねたあさり、「今更あたふたしてもしょうがないって。20%の用心と80%の度胸があれば何とかなるって。」と一言。これには隣に座っていた見知らぬおじさん、苦笑いしてましたっけ。

(この後あさりとの会話の中で、10時頃成田発、14時半フランクフルト着、数字で見れば4時間半の行程が実質は11時間のフライトである事に、私が一言「時間が延びればいいのにって思った事あるけど、ホントに6時間も伸びたんだね」って言ったら、おじさん、ぷっと吹き出してました・・。ウケられてちょっと嬉しかった)

さて。ひとつのエピソードでこんなに書いてたら、詰まる思い出はいっぱい書けても読み返す気力が保たないかもしれないので、以降は気持ち短めに。

地図見てなんでそっち行く? こっちこっち。ヴェネチアを歩いて。よくある光景ですね(^-^) あさり、方向音痴です。だのに標識を見ません。ヴェネチアには、町のあちこちにそこの地名や、リアルト橋・サンマルコ広場への方向を示した看板がありました。それに教会。大きな教会が、それこそ日本のコンビニの様に至る所に存在していました。もちろん隣通しに建っているという様な事はありませんでしたけど。こちらヴェネチアでは、教会の存在がごく当たり前に重要な様でした。

お水、ガス無し、ひとつ、下さいなお買い物。食事は食べなくていいとしても、お水だけはどうしても必要ですよね。ヨーロッパは基本的に水道水は硬水(マグネシウム(Mg2+)、カリウム(K+)、ナトリウム(Na+)などの塩類が多く含まれる)なんだそうです。へーきでホテルの水をごくごく飲んでいた私は感じませんでしたが・・。ただ、確かにそうなのかもと思ったのは、石けんの泡立ちが悪かった事。天然界面活性剤の石けんは、硬水だと泡立ちが悪くなるんです。硬水に弱い人は水を飲むとおなかを壊すらしく、ヴェネチアに来て体調を崩したあさりも水は全部、買ってきたミネラルウォーターを飲んでいました。もちろん、調達する為にはお店で買うしかありません。ここで必要なイタリア語会話っ!!

もっぱらあさりがオーダーしてましたが。トラベル会話イタリア語という本を片手に。
「acqua naturale, uno, per favore? (お水、ガス無し、ひとつ、下さいな)」
ヴェネチアでは、売店のお水には炭酸を入れた物とそうでない物が一般的に置いてあるのです。naturaleと言って炭酸無しを頼まないと、ソーダ水が出てきます。ちなみに1がunとかuno、2がdue。指で示す時は親指から順に立てていきます。4は小指以外を立てるのですが、これ、できる人できない人いますよね。んふふふ。私できる人。あさり出来ない人。

魚市場にて。初、桑の実の味。魚市場でお買い物。水上バスVaporettoと渡し船Traghettoを乗り継いで、3日間の滞在のいっちばん始めに行った場所がここでした。屋根のある屋外では大きなカレイやイカなどの魚が、テントの下では色とりどりの野菜や果物が所狭しと置かれていました。ここの一角、果物を台に並べたお店であさりが桑の実を売っているのを発見。黒いぷちぷちっとした小さな実がきゅっと集まって房を作っていました。これが5,6個入ったパックひとつで1.5ユーロ。220円くらいでしょうか。あさりはこれ、小さい時に道ばたでよく食べた事があるんだって。養蚕が盛んで、町のあちこちに蚕のエサとなる桑が植えられていたから。それを言ったら私も小学校の登下校をする道ばたで、ザクロを食べたり、カヤの根を噛んですすったり、街路樹のツツジの花の根本を吸ったりしましたねぇ。最近に至っては、カヤ、ツツジはともかく、ザクロはとんとお目にかかった事がありませんけどね。どこかでふとザクロが売っている、な~んて事があったらいいなぁ。

一度立ち止まるとなかなか前に進めない私教会にて。ヴェネチアの教会は、服装や持ち物などに厳粛さが求められるものの、キリスト教徒でなくても中を拝観できる所があります。天井のドームひとつ毎に一枚の大きな宗教画、柱に刻まれた質素かつ繊細な彫刻、豪奢な飾り、細かいタイルを並べて作られたモザイク画、礼拝堂をうっすらと照らすヴェネチアングラスのシャンデリア。教えを伝える為の手段としての絵画などなのでしょうが、それは素晴らしい美術品の数々でした。見始めると止まらない私。時間がどんどん過ぎて行っちゃうから、あさりもかなりヤキモキした事でしょう。

記念写真。「Hotel La Fenice et des Artistes」前でヴェネチアを離れる朝。ホテルのフロントの方にお願いして記念写真を撮っていただきました。2人で一緒に写った写真って、実はとっても少ないんです。カメラを盗まれるといけないから、三脚を持っては来たものの一度も外では使いませんでした。だからこれは、貴重な一枚なんです。なんと言っても、私の初めての海外旅行を、この上なく安全で快適な旅にしてくれたのは他ならぬこのホテルだったのですから。

このホテルで4泊をお世話になりました。406号室。最上階の最も大きなお部屋でした。広いテラスがついていて、そこからは近くの教会の鐘楼が見えました。周りを同じ高さの建物に囲まれていて、ヴェネチアという町の雰囲気を存分に味わいました。7時、近くにあるサン・マルコ広場の時計台が一日の始まりを告げる鐘を突き、これに唱和するかのごとく次々に町の教会の鐘楼が鳴り出すヴェネチアの朝は、とても優雅でとても爽やかな清々しさと、白いキャンパスを用意して席に座り鉛筆を持った時に感じる、「始める」気力を、寝ぼけ眼の私に与えてくれました。観光の最中、ちょっと疲れて歩けなくなった時は、ふらっと戻って来ては軽くベッドで休ませて貰いましたっけ。本当に、ゆったりまったり過ごさせて貰いました。

――ヴェネチア旅行記はこれで終了です。これを読んだ未来の私が、是非とも同じ過ちを犯さない様、そしてこの時の感動をもう一度取り戻せる様。今の私の、未来への希望です。

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カテゴリー : おでかけ

こめんと。

壮大な旅行記に、なかなかコメントを書けないでいました。上手く言葉にできないのがもどかしいのですが、ヴェネチア旅行の中でえふぇめらさんの見てこられたこと、感じられたこと、素敵な写真とイラスト、まるで小説を読んでいるようでした。読み手をこれだけワクワクさせられる文章能力の高さ、尊敬してしまいます。物語の一部に自分も入って旅をしているような気分でした。

ヴァネチアの景色も、あさりさんとの楽しいやりとりも目に浮かんで、まるで自分も一緒に美しい町並みや観光名所を見て周ったり、2人の会話を一緒に笑いあったりしているみたいでした!(入り込み過ぎ!?)

ポストカードのような美しい写真も素敵でしたが、イラストに感激しました。なかなかお時間もないこととは思いますが、是非またイラストをUPしてください。

あさりさんの記事も読ませていただきました。本当に2人の一生の大切な思い出になってよかったですね。幸せのお裾分け、ありがとうございました(*^-^*)

20060903 151728
テレテレ(*^-^*) なんだかこそばゆいです。嬉しい感想をどうもありがとうございます。

わたしが一番きもちを表せるわたしなりの方法・・と考えると、「やっぱりこういうイラストかな」と思ってスケッチブックを手に取りました。先の4つはヴェネチアで、後の2つは家に着いてすぐに描いたものです。この日記を書いたのは27日でしたけど、イラストを描き上げたのはちょうど1週間前の20日。だから鮮度はいいはずです(笑)

も~っ、読んで頂きたい話、残しておきたいエピソードは、まだまだたっくさんあるんです。が。あさりのブログでも語られてますし、ホントにきりがないのでここは潔く。

これからも、読んで頂いて楽しいブログにしていきたいなって思っています。

20060906 233103

とらっくばっく。

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